生産国 | エチオピア |
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生産地域 | エチオピア・シダマ州ベンサボナ・アロ村(Sidama Bensa Bona Alo village) |
標高 | 2,380-2,480m |
品種 | 74165 |
精製方法 | ナチュラル |
超小粒豆からは想像できないパワフルなラズベリーを感じ、後味にバニラのような香りも後追いしてきます。
コーヒーの世界基準ではG1とは生豆が大粒であることが条件で、小粒という理由だけでG2・G3・G4とグレードが下がるのが業界の当たり前でした。エチオピアへ産地視察した時に農園主さんが悔しさを語ってくれました。
しかしここ数年、エチオピアの品評会(COE)や焙煎大会で高く評価される豆が、極めて小粒なことが注目されるようになりました。そのきっかけとなったのが、ALO村のALO Berry(アロベリー)です。
大粒でG1=最上級という常識を覆したのです。小粒完熟Underscreenというグレードを世の中に広めたのです。
標高が2,380-2,480m地帯のコーヒーチェリー(コーヒー生豆)は、昼夜の寒暖差の影響でチェリーがゆっくり成長します。それが糖度と果実由来の酸、そして味わいの凝縮に直結します。チェリーは必然と小粒で完熟するのです。さらに2,480m以上の高地となるとコーヒーは栽培できません。それだけALO Berryは究極な生産地と言えます。
ここ数年、コーヒーの精製時に果実や果実の濃縮液を漬け込み、香り付けする手法(インフューズドコーヒー)が多くなっています。しかしALO Berryは天然の天日干しのみで精製されているにもかかわらず、インフューズドコーヒーに勝る、香りの凝縮感があります。